自宅NW活動誌: スロットリング監視を入れたら即日で電源劣化を検出した話 等

自作監視ツールにメトリクスを追加したら、その日のうちに電源劣化を検出してしまった。ついでにRaspberry Pi 3でWPA3が使えるか実験して散った。今日一日の活動記録。 メトリクス追加: swap / throttled 自宅Raspberry Piクラスタを監視している自作ツール (Go製・SSH pull型・エージェントレス) に、メトリクスを2種追加した。 swap使用量: free -b で取得。メモリ収集と同一コマンドなので実行を統合 スロットリング状態: vcgencmd get_throttled の生hex値を保存し、表示側でビットデコード throttledのビットフラグは以下の通り。 bit 意味 0 低電圧 (現在) 1 ARM周波数制限 (現在) 2 スロットリング中 (現在) 16 低電圧 (過去) 17 周波数制限 (過去) 18 スロットリング (過去) アラートは現在ビット (bit0-2) のみ対象にした。過去ビットは再起動までクリアされないので、対象にすると鳴りっぱなしになる。この設計判断が後で効いてくる。 あわせてメモリ利用率の表示・アラートも追加。利用率はDBに保存せず、(total - available) / total を表示・判定時に都度計算する方式にした。used / total だとキャッシュ込みで常時高く出て、1GiBノードではアラートが無意味化するため、available基準が実態に合う。 監視が初日から仕事をした デプロイ後ほどなくして、AP役ノードの1台 (Pi 3、以下AP#1) からthrottledアラートが鳴り始めた。 アラート種別: throttled 状態: 発生 値: 0x50005 アラート種別: throttled 状態: 復旧 値: 0x50000 0x50005 = bit0 (低電圧・現在) + bit2 (スロットリング中) + 過去ビット。稼働中に本当に低電圧が起きている。 ...

July 20, 2026 · 1 min

ラズパイ6台で作る、絶対に止まらない最強の自宅ネットワーク冗長化計画

はじめに 「自宅サーバーを構築したが、1台落ちただけで家族全員のネットが止まった」 そんな苦い経験(特にDNS/DHCP周りでの同期失敗)を経て、今回はRaspberry Pi 6台(+α)を駆使した「高可用性(HA)」に特化した自宅ネットワークを再設計します。 今回のコンセプトは「速度よりも、止まらないこと」。 北欧神話の神々の名を冠した6台のラズパイによる、3層の冗長化レイヤーを構築します。 1. ネットワーク全体像 上位ルーターとはWi-Fiで接続し、内部ネットワークは有線L2スイッチを中心に構成します。物理的に役割を分離することで、障害時の原因切り分けを容易にしています。 階層化の設計案 Edge層 (L1): インターネットへの門番。KeepalivedでゲートウェイIPを共有。 Core層 (L2): DHCPやDNS、認証など、NWの頭脳となる機能を同期。 Service層 (L3): ファイルサーバーなどの実データをレプリケーションして保持。 2. サーバー構成表:北欧神話の神々 物理筐体 ホスト名 役割 冗長化の仕組み Pi 3 (A) Odin 主系Gateway / VPN Keepalived (VIP: 192.168.1.1) Pi 3 (B) Frigg 副系Gateway / VPN Odinと仮想IPを共有 Pi 3 (C) Huginn DNS / DHCP Primary ISC-DHCP Failover / Gravity Sync Pi 3 (D) Muninn DNS / DHCP Secondary Huginnとリアルタイム同期 Pi 3 (E) Mjolnir ストレージ (NAS) GlusterFS + Keepalived (VIP: .200) Pi 3 (F) Gungnir ストレージ (NAS) Mjolnirとデータレプリケーション 3. 過去の失敗を防ぐ「守り」の技術選定 ① DNS/DHCP:仮想IPに頼らない 過去、DNSやDHCPを仮想IP(Keepalived)で制御しようとして失敗した経験から、今回はプロトコル標準の冗長化を採用します。 ...

January 24, 2026 · 1 min